サンガの寅さん

中学生が理解、批判できる、をモットーとしていますが、記事が健全な中学生には、不適切な内容のこと、もあります

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

選択的夫婦別姓などなど

二月二十四日のNHK『おはよう日本』で「"夫婦の姓"どうするべき?」という報道がありました。その中で、夫の姓で夫婦となったカップルがいったん離婚し、妻の姓を名乗ることを選択し直したケースが紹介されていました。じっくり見ていたのではないのでわか…

未完の民主主義

民主主義サミットとはWikipediaによりますと、 2021年12月9日から10日にかてアメリカ大統領ジョー・バイデンが主催した、Web会議形式の仮想サミット。 目的は「国内の民主主義を刷新し、海外の独裁国家に立ち向かうためとされた。主題は「権威主義からの防…

ロシアによる「独立国家の承認」ってどういうこと?

ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナの東部2州のうち、親ロシア派が事実上支配している地域について、独立国家として一方的に承認する大統領令に署名しました。ロシアがこの地域への影響力を一段と高めることに、欧米の批判がさらに強まるとみられます…

バイセクシュアルとアイデンティティ

以前、拙ブログで「性自認が一致していて異性愛者である」という多数者の自己認識が、たまたまそうであると思い込んでいるだけのものであるかもしれず、そうでなかったかもしれない、という可能性もあるのでは?という趣旨のことを述べました。そこから展開…

「利他」とは何か 若松英輔による

少し厄介です。民藝や手仕事はいいものだと思っています。しかし、それらにおける「美」などといわれると、自分がかかわれる範囲を超えているように感じてしまう。たとえば私には、民藝や手仕事によるものと工業的な製品と、大量生産のいかにもな物は別にし…

新聞休刊日

昨日、二月十四日は月に一度の新聞休刊日でした。サクッと目を通すくらいなものですが、毎日の習慣になっているものがないと、なんだか落ち着きが悪い。これには何年たってもなじめません。 新聞休刊日は、新聞の輪転機などのメンテナンスを月に一度行うのと…

書評について一言

二月十二日の毎日新聞「今週の本棚」に作家・元外務省主任分析官である佐藤優による『キリスト教教義学 上』(著/近藤勝彦 教文館)の書評がありました。私は佐藤の著作から、思想関連のものを中心に(インテリジェンスやそのたぐいのものは私にはよく分か…

野党の役割

以前は、NHKのニュースを見ていて気になったニュースがあると、後からサイトで確認できて便利だったのですが、NHKプラスの配信サービスが始まって以来、放送をそのまま配信しているだけのよう(配信サービスに加入していないので断言はできませんが)で、検…

野党の役割

以前は、NHKのニュースを見ていて気になったニュースがあると、後からサイトで確認できて便利だったのですが、NHKプラスの配信サービスが始まって以来、放送をそのまま配信しているだけのよう(配信サービスに加入していないので断言はできませんが)で、検…

男性で性自認一致で、異性愛者

性的志向では、主体側に二つの性、対象も二つの性の四通り(バイセクシュアルを含むと六通り)のパターンがあります。 私は、といえば、男性で性自認が一致していて、女性を性対象としている、大雑把にいってしまうとこれが私のセクシュアリティになります。な…

「利他」とは何か――中島岳志による

「利他」を考える手がかりとして、志賀直哉の『小僧の神様』とチェーホフの『かき』が取りあげられています。ごく簡単な要約をします。 『小僧の神様』 秤屋《はかりや》で働いている小僧が、寿司を食べようと屋台に入り、マグロに手をのばしたときに、お金…

投機としての「楽曲」

昨年12月、坂本龍一が映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲のメロディー595音を、1音ずつ分割し、1音に1万円の値段を付け、NFTのプラットフォーム「Adam byGMO」で売り出した。1音につき1人しか購入できない限定品で、発売後すぐ…

ネタバレサイトとネット広告

「ネタバレサイト」運営会社が著作権法違反の疑いで、書類送検されました。この手のサイトに疎い、というか関心もないのですが、広告収入を得ていた、ということで気になりました。では「ネタバレサイト」ってどんなもの?ということさえ具体的に知りません…

「利他」とは何か――伊藤亜紗による

『「利他」とは何か』(集英社新書 2021) この本を手に取ったのは、伊藤が述べているように「利他という言葉は聞くけれどその実態はよく分からない」からでした。というよりも、改めて考えることもなかった、のです。一読後も、あまり釈然としませんでした…