サンガの寅さん

中学生が理解、批判できる、をモットーとしていますが、記事が健全な中学生には、不適切な内容のこと、もあります

選挙のための政治活動

 日本維新の会馬場伸幸代表は28日の記者会見で、「選挙は非常に厳しい戦いだ。女性の優先枠を設けることは、国政でも地方議会でも我が党としては全く考えていない」と述べた。「たった1人が当選するという厳しい選挙の中では、私自身も1年365日24時間、寝ているときとお風呂に入っているとき以外、常に選挙を考えて政治活動をしている。それを受け入れて実行できる女性はかなり少ないと思う」とも語った。
                      朝日新聞2023年3月29日より

 と、統一地方選での女性優先枠を設けるか、について述べられました。様々な立場の人が、政治の場へ進出することは、ひろく様々な価値観が反映する、という面で優れており、常に選挙を考えて政治活動をしている者、という同質的な集団では、見落とされがちな面があるからです。
 
 しかし、この点に関しては触れないでおきます。「常に選挙を考えて政治活動をしている」という点が気になるのです。選挙を考えて、というのは自身の支持層のことを考えて、ということになるのではないでしょうか。つまり、政治家は、全体の奉仕者であるにもかかわらず、一部の者たちの利益を優先する、と表明をしているように思えます。「常に(統一地方選でしたら)住民のことを考えて政治活動を」くらいは言えなかったのか、不思議に感じます。