サンガの寅さん

中学生が理解、批判できる、をモットーとしていますが、記事が健全な中学生には、不適切な内容のこと、もあります

パチンコ店

パチンコ店に足を運ばなくなって、二十年以上になると思います。それまでも週に一度行くかどうかで、1,2時間くらい遊んで、というくらいのものでした。ある時、大当たりの数字がそろって、無制限(だったと思うが)の出玉が、と喜んだのですが、そのあと、小当たりと玉が流れて減ってゆくのを繰り返しただけでした。やめる踏ん切りがつかず、時間が長く感じられ、嫌気がさすばかりでした。そして、それっきり足を向けなくなりました。

その後は、パチンコ店はトイレを借りるのに便利かな、という位置づけになりました。

大阪府の吉村洋文知事は、休業要請に応じないパチンコ店6店の店舗名を公表しました。休業補償や賃料・パチンコ台やパチンコ玉のリース料を鑑みない一方的な指導、という印象を持ちます。その金額は自粛要請の出ている業種のなかでは突出しているとのではないでしょうか

また、
東京・新橋にある創業昭和7年のおでん屋は、……
……新型コロナウイルスの感染拡大を受けて東京都が不要不急の外出を控える協力を呼びかけたことから、今月4日から来月6日まで自主的に営業を休止しています。
……
しかし、店を休んでいる間でも賃料や人件費などで月500万円ほどかかり、ビルのオーナーからは今月の賃料140万円ほどの請求書が届けられました。
店主はビルのオーナーがローンや固定資産税の支払いを抱えていることを知っているため、賃料の値下げや支払いの猶予の相談を切り出すことができず、今は貯蓄を切り崩してやりくりしていますが、それも来月いっぱいが限度だということです。
                    (NHK NEWSWEB 04月21日 15時30分)
という報道もあります。

やりきれない話です。せめて休業期間の賃料やリース料などの経費の負担をなくし、それらを負担したリース元などにもその負担額に対しては免責される、というわけにはいかないのでしょうか。「悪者」を決めつけるのではなく、少しづつでも「痛み」を分かち合う社会を選ぶべきです。

時代劇でよく「大家は親で店子はその子」などと言われていますが、大家には、またその「大家的」な存在があって、今のところ、行きつくところにあるのは「国家」になります。「親の子」であるという自覚を持つ必要はないですが、親は子の「痛み」への感受性がなくてはなりません。