搾取
フォーブスは4月22日、2021年板「日本長者番付」を発表した。新型コロナウイルスのパンデミックが続く中でも、日本の富豪上位50人の資産は合計で2490億ドル（約27兆円）となり、昨年の1680億ドルから48％増加した。
また、今回の番付では50位の富豪の保有資産が11億5000万ドルとなり、初めて10億ドルを超えた。昨年の50位の資産額は8億1000万ドルだった。Forbes Japan 2021/04/22 10:00
自社株の所有という要因もあろうけれども、コロナ禍で予想できていたことだが、それ以上の高所得者の資産額の上昇である。格差はますます拡大し、それは許容範囲をはるかに超えてしまっており、危険な領域に達しつつあるように感じる。
によると、平均年収はこのような人たちをはじめ、一般人の想像を超える人たちの年収も含まれ、実情を反映しにくいので、「年収中央値」（年収額の中央にある層の年収）が私たちが実感をもって感じられるとされている。
その記事で、日本では現在、給与所得者数は5,990万人となっています。
（令和元年12月31日時点 国税庁調査）とあるので、その前年のデータと思われるが、世界の年収中央値が最も高いのが、ルクセンブルクの553万円となっている。
そして私の年収はそれよりも多い。労働者として資本により搾取されてはいるが、消費、生活をはじめ多くの要素で世界的にみれば、「搾取する側」の層にあるとの自戒を忘れないでおこう。
