サンガの寅さん

中学生が理解、批判できる、をモットーとしていますが、記事が健全な中学生には、不適切な内容のこと、もあります

氷川きよしによるボヘミアン・ラプソディによって…

四日のNHKテレビの『うたコン』で氷川きよしがクィーンのボヘミアン・ラプソディーを唄っているのを見た。テレビを見ることはあまりないので、「エッ、これが氷川きよしなの」と紹介がなければわからないくらい、と改めて時代にとり残されているのを自覚し、この頃の演歌歌手はしっかりトレーニングを受けているからなのだろうが、発声の守備範囲が広いのだなと感心した次第。そして最後まで熱心に観ていて、いろいろと記憶がよみがえってきた。

まず、そのパフォーマンスの一瞬に、2~3秒くらいだと思うが、氷川と三人のコーラスの人たちの顔が浮かびあがるシーンがあり、「そうだよね。当時のクィーンのビデオのをうまく参照にしているのかな」と昔の映像が目に浮かぶようだった。

これだけ注目を集めたのも映画「ボヘミアン・ラプソディー」のおかげ。とは言いつつ私はその映画を見ていないので、くわしくはわからない。そもそもクィーン人気に火が付いたのは日本からであって、「ミュージックライフ」という雑誌(特に湯川れい子)に負うところが大きかったように記憶している。そのクィーンはエアロスミス、キッスと比肩されていたが、私はキッス贔屓、クィーンなんて大仰なだけの「スパークス!」というイメージしかなく、あまり好きじゃなかった。多分同じ時期くらいに聴いていたのだろうが、エアロスミス、キッスにしてもヤードバーズアリス・クーパーのほうが、というのであったと今でも思う。ある意味積極的に聴いていたのではない。エアーチェックして繰り返し聴くことはなかった。

それでもクィーンの「ボヘミアン・ラプソディー」は鮮明に記憶に残っている。発表されたのが1975年10月31日(ウィキペディアによる)だから、44年も前のことだ。当時、近畿放送(現KBS京都)では川村ひさし(デデ)のPops In Pictureという洋楽のビデオを流す番組(とはいっても初期のころはレコードジャケットを映してに音楽を流すだけ、というのも多々あった)で、くだんの楽曲のビデオを毎週、とは言ってもせいぜい二か月もなかったろうが、放送されており、鮮烈な印象をもったからだろう。