サンガの寅さん

中学生が理解、批判できる、をモットーとしていますが、記事が健全な中学生には、不適切な内容のこと、もあります

船場吉兆

五月十八日のNHKの『逆転人生』湯木尚二の物語があったそう。彼は2007年、賞味期限の偽装、産地偽装、食べ残しの使い回しで廃業に追い込まれた船場吉兆の経営陣でした。

 

世間では一方的な非難の風潮だったけれど、「やっぱり起こったか」というのが第一印象でした。かつては「料亭」の利用目的は接待などが中心で、料理を味わうのは二の次三の次くらいの位置づけでした。しかし、船場吉兆などの超のつく一流店では、それにもかかわらず、当然、高級食材を使い手間をかけていた。それが手もつけられずに戻ってくる、料理人はまともな神経では対応できず、価値基準が麻痺してしまいます。

 

ただ料亭はご飯を食べに行くところではなかった時代であった、だけのことです。ひょっとしたらこの出来事から、食に対する関心が広まったのかもしれない。