サンガの寅さん

中学生が理解、批判できる、をモットーとしていますが、記事が健全な中学生には、不適切な内容のこと、もあります

読書メーター 2210

2022年10月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:7371ページ
ナイス数:84ナイス

https://bookmeter.com/users/1367150/summary/monthly/2022/10
■職業は売春婦
フェミニズムでは女性の性は男性によって搾取される、という構図になっている、特にセックスワークの場においては。そこでは、セックスワーカーたちの声は取り上げられないだけでなく、善意によって彼女たちをその境遇から救い上げようとする、その仕事を自ら望んでいる者もあるにもかかわらず。意に沿わぬ強制、様々な暴力、経済的搾取はあってはならないが、彼女たちへの偏見も倫理的な問題。彼女たちはエッチなお仕事をしているだけで、それが人格ではない。彼女たちが望むのは待遇改善だけ。セックスワーカーフェミニズムのの試金石。愚行権
読了日:10月30日 著者:メリッサ・ジラ・グラント
https://bookmeter.com/books/9794906

■快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか (河出文庫)
快感回路が刺激を受けるとドーパミンが放出され、快感が得られる。実験室で、同性愛の男性の快感回路を刺激し、男女間のポルノフィルムを見せると自慰行為を行い、また売春婦との間に性交渉がもたれ、膣のなかに射精した。回路への刺激だけなら報酬ではないのか。またアルコールや薬物によって快感回路が乗っ取られることが、快の状態に導くことにもなる。様々な快と快感回路の仕組みが説明されている。おそらく快感は、回路への刺激によるドーパミンの放出だけで得られるのではなく、なんらかの行為の結果でもたらされることに意義があるのだろう。
読了日:10月29日 著者:デイヴィッド・J・リンデン
https://bookmeter.com/books/8215729

■経済の起原 (クリティー社会学)
経済には生産、消費そして本書で重視する交換の局面があり、それは貨幣によって担われる。その貨幣は手段でしかなく消費できない、つまり回収できない負債として流通しているもの。負債をキリスト教に託して説明している。負債=原罪は神=キリストが人となりその死によって贖わられ、その不在が信仰共同体を成立させたという。この小さな共同体には負債=貨幣はその原理を為さないが、他との共同体との間、外部では有効な原理としてある。負債を免れるコミュニズムは小さな共同体のものでしかない、コミュニズムを原則とした共同体の可能性は?
読了日:10月29日 著者:大澤 真幸
https://bookmeter.com/books/19153395

■五瓣の椿 (新潮文庫)
色に溺れる家付きの妻おその、と仕事一図の主人喜兵衛、その娘おしの。おしのは母と茶屋通いしていたが、父が病に倒れると、その世話に携わるようになる。やがて父は「おそのに一言」という謎を残して亡くなるが、母は寄りつきもしない。不義の娘であることを告げられた、おそのは、その謎の言葉に導かれるように不義の人たちの殺害を決意する。殺害した時、怖れにとらわれた時、おそのの軀に性的な反応が生じる、まるで聖女の法悦=エクスタシーであるのように。エロス的な母と謎の言葉に象徴される父、このシーンでおしのは母と父の娘となる。
読了日:10月27日 著者:山本 周五郎
https://bookmeter.com/books/13794809

■〈宗教化〉する現代思想 (光文社新書)
宗教は信じる、信じないということを拠り所にしている、だから独断論ともいえる。そこでは真理であることに根拠は必要がない。そもそも真理とされるものはその状況によって様々だから、絶対的ではなく相対的であるといえる。立場により様々であるのだから、あれもこれもOKと干渉しない、お互いを尊重するだけ。相対的であるということを重視する相対主義、それを真理とみなしているのだから独断論ともいえる。それを超えて「自分が特定の形而上学に取り憑かれているかもしれない」という疑いを抱くこと、そこに哲学の可能性を見ている
読了日:10月27日 著者:仲正 昌樹
https://bookmeter.com/books/8625096

■妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ (集英社新書)
かつて、生と死と不可分に結びついていた妊娠・出産という過程は、死もしくは血のケガレとみなされ、隔離されていたが、それが医療の管理下に置かれることで、その身体は伝統的共同体から個人に属するものとなった。つまり、妊娠・出産、そして母になるという女性の身体性が対象でしかないということ、その自身にとって大きな変容に受動的にしかかかわれない。それを取り戻し、能動的なことにするという切実な思いを子宮系、胎内記憶、自然なお産というスピリチュアリティに託しているという。それが聖別された母と子という関係に象徴される。
読了日:10月27日 著者:橋迫 瑞穂
https://bookmeter.com/books/18346467

■中国の論理 - 歴史から解き明かす (中公新書)
孔子の理念を明らかにしようとして編纂された歴史書「春秋」に端を持つ中国の「正史」の伝統、それが正統というイデオロギーを紡ぐ。そこから中国は統一体であるというイデオロギーが生まれ、多くの時代がそれに反する正すべき「分裂時代」であったという認識が生まれる。また華夷秩序、現在の中国の範囲は清朝と重ね合わされているが、その起源は満州にある。それが五族共和という理念のもと漢人に同化した。つまり領土に住む夷である民族は漢人より下位に属する中国の国民であるとして、「一体化して同化すべき」という論理となった、としている。
読了日:10月23日 著者:岡本 隆司
https://bookmeter.com/books/11099677

■ヴァギナ
ヴァギナとは膣口のことだが、著者は陰唇からクリトリス、子宮頸部を含めた女性生殖器全体をそう名指しし、女性性を象徴するものとして扱う。女性の身体は質において男性と異なるが、性器や骨盤の神経の複雑さを強調し、それがセックスに及ぼす影響を教えてくれる。いまの男性を手本とした身体活動と女性の身体の負担が想定される。性交後の肉体と感情の悦びでもたらされる一体感、ヴァギナとペニスとポルノなどにも言及されるが、アラン・フィッシャーを引いて、(哺乳類の)性対象選択の場では雄でなく雌が選択権を有していることを強調している。
読了日:10月22日 著者:ナオミ・ウルフ
https://bookmeter.com/books/7883373

■それをお金で買いますか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
あらゆるものが市場にさらされ、道徳に対する市場の勝利がみられる。取り上げられている二例に注目する。高校生が寄付を集めることでの調査で、無報酬と寄付額の1%と10%の報酬の三グループに分けたところ、無報酬のグループが一番多くの寄付を集めた。報酬がインセンティブにならず逆の作用をもたらしたのだ。スイスの小さな山村で核廃棄物処理場の受け入れについて、1993年に社会調査が行われ、住民投票が行われ51%が受け入れるとしたが、補償金を提示するとそれが25%になってしまった。わが国ではどうであろうか、心もとない。
読了日:10月21日 著者:マイケル・サンデル
https://bookmeter.com/books/8963449

■ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
ハーモニー(調和)と意思との対比が興味深い。不協和音、調和にはそれがないが、意志はそれが前提。たとえとして会議で説明されている。意志とは論争を繰り広げている会議そのもの。[ひとつのまとまった存在じゃなく、多くの欲望がわめいている状態なんだ。人間ってのは、自分が本来はバラバラな断片な集まりだってことをすかっと忘却して、「わたし」だなんてあたかもひとつの個体であるかのように言い張っている]。調和は一つの個体である状態、会議によってもたらされることもあるが、それは仮のもの。ハーモニーでは会議は必要とされない。
読了日:10月20日 著者:伊藤計劃
https://bookmeter.com/books/8225108

■江戸の性風俗 笑いと情死のエロス (講談社現代新書)
精神性重視の西欧的恋愛観が持ち込まれる以前のエロス、肌を合わせるという精神・肉体関係が未分化な状態、つまり、触れ合うことで精神へ及ぼす作用の過程をもそれに含んでいた時代。「心中」についての考察が興味深い。心中とは来世で夫婦になるのを望んでの情死になるが、その起源は戦国時代の男色による絆とそれに伴う殉死にあり、殉死に限らずとも、愛される美少年が「愛」の証拠を死をもって、世間や愛する者に示していたことだという。心中も当事者が、自身らに向けて、来世にかなえられる愛を望んで、証拠立てる確認とも言えよう。
読了日:10月19日 著者:氏家幹人
https://bookmeter.com/books/6971810

■近代日本の陽明学 (講談社選書メチエ)
本の見返しに「動機オーライ主義」とメモが書かれている。興味を抱いたどなたかの書評からのメモ。それは民の困窮を見かねて善意で武装発起した大塩平八郎の乱などにもあてはまる。動機だけあってそれの及ぼす影響は十分には考慮されていない、陽明学の概念の一つである自分のなかに道徳の基準が備わっているとする「良知」の偏重なのであろう。水戸学から明治維新のイデオローグたち、そして三島由紀夫の自殺(軌道を逸した計画性を持っていたと評している)までが取りあげられる。善意という自己だけを拠り所とする行いには用心しなくては。
読了日:10月16日 著者:小島 毅
https://bookmeter.com/books/391490

動物裁判 (講談社現代新書)
中世を中心にヨーロッパで行われていた「動物裁判」を取り上げた名著。人に危害を加えたり、作物に害を与えたりした動物や昆虫に対して、裁判を開き罪状を明確にして罰していた。これは魔女裁判と同じ構造だと著者は言う。まつろわぬものたちに善悪の人格と意図を負わせ、罰する。つまり、洗礼の名のもとに、キリスト教徒化させたうえで、その世界の秩序によって裁き、その世界から追放という手順になっている。不可解ではあるが、現代にいる我々はどうであろうか、百年もすれば不可解なものにとらわれている、と見られることを予感させてくれる。
読了日:10月15日 著者:池上 俊一
https://bookmeter.com/books/471716

■非国民な女たち-戦時下のパーマとモンペ (中公選書)
非国民とは、について考えさせられた。私的領域が公的にさらされる戦時にあって、パーマをあてたりモンペ着用しなかったりなど、女性が見た目を気に掛けるという私的価値観にとどまることなどを言うのであろう。反戦ではない。パーマは髪がまとまりやすく活動しやすいであろうし、モンペは和服の上から着用する活動着なのだから、動きやすさはズボンが勝る。それを白い目で見たり非難する者たちより、美しさを求めるという動機であるにせよ、彼女たちの方が時代の要請にかなっている。非難者は根拠のない「であるべき」観にとらわれていただけ。
読了日:10月14日 著者:飯田 未希
https://bookmeter.com/books/16880157

アメリカ 異形の制度空間 (講談社選書メチエ)
アメリカとは自由の制度空間である、と述べられている。その自由は、先住民の暮らしていた名もない空間を「排他的で不可侵の権利として私的所有権」に基づき領有したところに源泉を持つ。私的所有、つまり私が誰にも属しておらず、私が自身の主人であることが自由の基盤になる。そしてアメリカは歴史のない国、と言われているように、そこはかつて名もない、いわゆる自然状態の空間であったが、そこを領有し命名することが、洗礼することとなり、神の国に存在することとなる。自然、歴史から遊離した人工空間の出現である。
読了日:10月14日 著者:西谷 修
https://bookmeter.com/books/11165964

舟を編む (光文社文庫)
2012年の本屋大賞受賞作だけあって、面白い。小説の舞台は国語辞典の編纂から完成までの15年間、その間の登場人物たちのさまざまな出来事が絡み合って描かれている。小説の内容については取り上げないが、辞書っぽい雰囲気を持たせるためか、多くの漢字にルビが振られており、その取捨選択は大変だっただろう、と思う。はじめて読んだ時、本文2ページ目に岩波国語辞典に「いわなみこくごじてん」とルビがあるのが目に入り、そこに視線が吸い寄せられたのを思い出す。当方の思い込みだけだろうが、岩波を平仮名にしちゃうなんて強引すぎ。
読了日:10月13日 著者:三浦 しをん
https://bookmeter.com/books/9561299

■宇宙になぜ我々が存在するのか (ブルーバックス)
物質は反物質とペアになって生じる。それが対となると消滅しエネルギーとなってしまい、宇宙には物質が存在しなにことになってしまう。しかしニュートリノは非常に軽く光に近いスピードを持つので、まれに対にならず追い越してしまいその対のなるべきものが物質として残ってしまう、と説明されている。そして素粒子は重さを持たないものだが、宇宙の温度が4000兆度に冷えるとヒッグス粒子が凍りつき、それに素粒子が気付き重さを持つという。かような奇跡的な経緯で我々は宇宙に存在する。このような最新の素粒子論が、やさしく紹介されている。
読了日:10月12日 著者:村山 斉
https://bookmeter.com/books/5759272

■皮膚、人間のすべてを語る――万能の臓器と巡る10章
たとえば、皮膚がなくてもそれが人間だとわかるが、そこに人間らしさはない。つまり、皮膚はアイデンティティを為す第一であるといえよう。そして外部と接するということで胃や腸と同じく重要な臓器でもある。口から肛門までの通路で外部から摂取、吸収、排泄をこなし、皮膚は環境から体をバリアする機能を一手に引き受けている。また、熱いものに触れた時、苦痛を感じる前に手を引っ込める、という皮膚の賢さを再認識できた。数々の皮膚、触覚の奥深さに触れられ、読んでいるのが楽しかった。
読了日:10月11日 著者:モンティ・ライマン
https://bookmeter.com/books/19603333

■女装と日本人 (講談社現代新書)
女装とは女を装うことなのだから、本来、ヴァギナかペニスのどちらが備わっているかは問われるものではない。本書では生得的にヴァギナのない性の女装が扱われている。そのもっとも洗礼されているのが、双性的で美しい稚児を美しい女性が模する、つまり「女性器を持つ美しい稚児である白拍子」であろう。このような異性装が奇異なものとしてみられだしたのは、近代的な戸籍制度で、夫婦、男女が制度として確立され、「あいまいな性が残存できる余地は無くなった」としている。
読了日:10月09日 著者:三橋 順子
https://bookmeter.com/books/62701

■女系図でみる驚きの日本史 (新潮新書)
古典文学にはまった中高生以来、系図を書きだすのが趣味であるという。誰にでも父と母はあり、それなのに男系だけでまとめてゆくのは不自然で、著者は母系に注目し、取り入れることで、歴史の新たの側面を見せてくれる。一例として、天皇家の男系継承。母(元明天皇)から娘(元正天皇)への皇位継承があります。元正は天智・天武の孫にあたるのでから、と言われそうだが。文武天皇にしても天武・持統天皇の孫で、持統から皇位を継承している。系図は系統立てたものだから、フィクションである男系の方があっているのかも。
読了日:10月08日 著者:大塚 ひかり
https://bookmeter.com/books/12241922

■世界の陰謀論を読み解く (講談社現代新書)
陰謀論とは世界は複雑なので、出来事の因果は説明できないのだが、なんらかの権力の影響下のものだとして、自ら納得しようとするものだ、と単純に思っていた。しかし組織化された場合、それは体系となったものであり、自身の価値観をそれのみで正しいと信じ、それが理解されないのは強大な力によって妨害されているとして、「自らの正当性と現状の不遇、自分たちを陥れる「敵」の存在、社会との闘争の必要性を説明するものと機能したのである」、という。宗教が現実から遊離していく契機となるものであろうか。
読了日:10月06日 著者:辻隆太朗
https://bookmeter.com/books/5623368

■あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた (河出文庫)
パンダのゲノムは食肉目になるで竹は消化できない。寄生している微生物が消化の役割を果たし、競合のない食を独占できた。寄生している微生物の働きが生存に影響を与えているので、パラサイトし合い共存している、ともいえる。私たちの体も細胞レベルでは、ヒトの部分は1割で、外来の微生物の細胞が9割になるという。胎児は母胎内で出産時に膣内の微生物のシャワー浴びることがはじめての外界との接触になり、微生物をまとうことで命になる。そして、微生物のつくり出す環境の重要さが説かれている。共存と環境に関心があるならおススメ。
読了日:10月05日 著者:アランナ コリン
https://bookmeter.com/books/17023537

■歴史人口学で見た日本〈増補版〉 (文春新書 1363)
宗門改帳での家族分析から社会の変遷をたどる。著者のいう勤勉革命に興味を持った。農地形態が合同家族世帯の大規模なものから直径家族世帯への推移に注目し、大規模では目が届かずサボるものもいたが、労働力が家族だけなら、収入は家族に帰ってくるので一生懸命に働くようになった。また、世帯が増え、家畜を飼育する場所より農地を開墾することが優先される。家畜は維持できなくて農作業に使えなくなり、農家の労働時間や労働強度が増すようになる。「労働は美徳」が道徳化され、労働集約・資本節約が強化されてゆく。鋭い分析である。
読了日:10月03日 著者:速水 融
https://bookmeter.com/books/19676936

■私の親鸞: 孤独に寄りそうひと (新潮選書)
五木は十二歳の時、平壌で敗戦を迎えた。翌月、混乱の中で母を亡くし、幼い妹と弟を養いながら引き上げの日々を過ごす。それは悪夢のような日々であった、と回顧しており、それを生き延びて帰って来た自分は「悪人」だという意識をもつ。そのような彼にとって「悪人正機」を説く親鸞は身近に感じられる存在なのだろう、教義から「悲の親鸞」が寄りそっていることを見出す。とはいっても、五木は口承念仏を念頭に置くのではなく、悪と向き合うことで親鸞が寄りそうのを実感しているのですが。
読了日:10月02日 著者:五木 寛之
https://bookmeter.com/books/18721550

■仏教の大東亜戦争 (文春新書 1365)
一八七二(明治五)年四月、政府は『僧侶の肉食妻帯畜髪の自由』を布告し、翌年には尼僧にたいしても、同様の布告を行った。これにより僧侶は聖職でなくなり、世俗の職業となった。身分は庶民と同じになった、つまり臣民。そして、廃仏毀釈があり、後ろ盾を失った仏教は存在価値を認めてもらう必要を感じ、臣民の統治のために寺社のネットワークを利用されただけでなく、教義を曲解して「皇国史観」を取りこみ、取り込まれ、戦時加担まで進むこととなる。
読了日:10月02日 著者:鵜飼 秀徳
https://bookmeter.com/books/19894181

■ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
出版後、三カ月弱で10刷を重ねている。現在知的障碍者の定義はおおよそIQが70未満で社会性に障害があることになっていて、2%が該当するが、1950年代では85未満で、適応すると16%という。さらに、100ないと普通の生活がしんどいといわれている。そしてIQが高くても社会性に問題があるケースもあるという。そういう人たちは行為とその結果を関連付けることが困難で、不適切な行為に走りやすいという。現在は、想像以上の人たちが、自分自身に対してさえ気配りができないでいる、という社会なのである。
読了日:10月02日 著者:宮口 幸治
https://bookmeter.com/books/14025516


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